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阪神大震災で壊れた香雪美術館の御影塀。東側の塀は、長い間壊れたままの状態でした(工事前の写真)。私たちNPOも設立当初この御影塀がどうなるのか心配で神戸市を訪れ話を聞きました。東側の道が都市計画(昭和23年に計画された)にかかっていたからです。この時点では、香雪美術館の弁護士と神戸市が話合いを進めている途中でまだ結論は出ていない。が、御影塀は香雪美術館がこだわっておられるので、同じような塀ができるでしょう。との話。それは嬉しい事ですが、香雪美術館の敷地内にある瀟洒(しょうしゃ)な和風の建物はどうなるのでしょう。真直ぐ4車線の道ができる計画では、この建物は取り壊されてしまいます。
昨年(2007年)の「石の街並み まち歩き」で香雪美術館を見学、美術館の事務局の方と打ち合わせをする機会がありました。その時に「そろそろ御影塀の工事が始まる」との話を聞く事ができ、どのようになるか大筋の話と、記録写真として工事中の写真撮影も了解をいただきました(工事中の写真)。
話によると(変更後の図)、
●4車線だった道路の計画を、3車線にして和風の建物は残すようにする。
●3車線の内、2車線が車用、1車線が歩道。
●歩道は、3車線の東側(香雪美術館の御影塀側ではない方)につく。
という内容でした。
御影塀ができ、和風の建物は残る。嬉しい変更でしたが、せっかくなら歩道は西側(御影塀の側)を通してほしい。御影塀と美術館内に多くある緑のそばを歩きたい。ゆづるは神社と香雪美術館の辺りは、散歩道としていい雰囲気になっている。歩道を西側に造ることで散歩道が広がる。この一帯が「御影塀と緑」の道になり、ゆっくりと歩ける街並みができるのではないか。
と、考え神戸市に行き話をしましたが、道がくねくねになる(?西側に歩道をもってくると南の道路との接点でカーブがきつくなる)などの理由で西側に歩道をもってくることはできない。と説明を受けたのですが、私にはよく理解できない説明でした。
上に掲載している写真は、御影塀の出来上がり(他の写真)です。道路はまだできていないようで、工事中のプレートは残ったままになっています。
歩道はなぜか、回りと違う色の仕上がりです。明るい色はいいのですが、「ここは他と違うゾーンだよ」。と主張しているようにも見えます。スタッフが「最近この色の歩道をよく見る。大量に仕入れ安く購入しているのではないか」と話をしていましたが、私には納得いきません。 |
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